二代目ErgoDashを作った
前回作ったFortitude60がマイコン故障でお亡くなりになってしまったので、改めてキーボードを作ることになりました。
今回の条件は以下のような感じでした。
- 60キーぐらい
- 分割型
- ProMicro使用
- Elite-Cを使えばUSB-Cにできる
- BLE Micro Proを使えば無線化もできる
- すぐに買えるもの(重要)
前作Fortitude60にしたのはコネクタがUSB-Cであることも理由の一つだったんですが、USB-CにしたいだけならElite-Cを使えば良いことに気付き、無線にするのにもBLE Micro Proを使えば良さそうだということで、結果よく使われているProMicroをマイコンにして設計されているキーボードを選択しておけば良さそうだという結論に至りました。
ということですぐに入手できそうだったErgoDashをまた作ることにしました。
ビルドログ
基本的には遊舎工房さんが用意しているビルドガイド通りにやっていきました。
今回、Underglow LEDも設置しているので、それについては公式のビルドガイドを参考にしてます。
0. 内容物確認
1. ProMicroのモゲ対策
エポキシ接着剤でProMicroのmicro USBのコネクタ部分を補強します。
完全に硬化するまで12時間ぐらいかかるので先にやっておくのが良いかと思います。
2. ダイオードの取り付け
2-1. ダイオードの足を折る
2-2. ハンダ付け
3. TRRSジャック、リセットスイッチの取り付け
リセットスイッチの場所が左右で対象の位置じゃないで要注意。
取り付けるときに、左側にTX0って書かれているか確認。
4. キースイッチソケットの取り付け
写真だと全部ソケットを入れてからはんだ付けしたように見えますが、1つずつやった方が良いです。ひっくり返したりしてソケットどっかにいきますw
5. Underglow対応
5-1. ProMicroの準備
Underglowが有効化されているファームウェアを書き込んでおきます。
写真撮り忘れてますが、このタイミングでコンスルーピンの取り付けも行いました。
5-2. Underglow LEDの取り付け
1台目のErgoDashのときはフラックスなしで取り付けを行ってLEDの表面実装がめちゃくちゃ難しかったので今回はフラックス使用。
1つにつき4ヶ所はんだ付けを行いますが、このLEDは熱に弱いということで、接続部分の1ヶ所にフラックスを塗る→はんだ付け→次のLED、全LED終わったら最初のLEDに戻って2つ目の接続部分をはんだ付けって感じで少しずつはんだ付けをやっていきます。
5-3. 確認
2つほど点灯しなかったのであとで修正。
フラックスなしでやったときはもっと大変だったのでフラックスは偉大なのでまだ持ってない方はぜひ!
6. ケース組み立て
7. キースイッチの取り付け
今回はGateronの赤軸(45cN)にしました。
前回のクリア軸(35cN)は軽すぎて手を添えてるだけで入力されちゃう感じだったのでやめました。
ソケット化してあるので1つずつ挿していくだけ
7. 完成
不具合対応
USB切替器を介すと安定しない
メインPCをWindows、アプリ開発をMacBook Proで行っていて、キーボードの差し替えがめんどくさいのでUSB切替器を使っているんですが、それを使って接続すると、認識しなかったり、してもキーが一部使えなかったりしたので、今は面倒ですがUSB抜き差しするようにして切替器を使わないで使用してます。
もし解決する方法があるなら知りたいところですが、追々BLE Micro Proで無線化する予定なのでそれまでの辛抱かなと思ったりもしてます。
感想
今回初のソケット化でしたが、細かくてめちゃくちゃ大変でした。その分何か合っても分解出来る安心感は非常に良いですね。
また、ソケット化によって入力がしづらく感じることもあるかと思ってたんですがそんなことなかったので良かったです。
普通に作るよりちょっと大変ですが、やっただけの価値はあるかなと思うので、次も作る機会があればソケット化やっておこうと思います。
実はバックライトLEDのソケット化にも挑戦しようと思ってるんですが、LEDのソケットが見つからず挑戦出来なかったので、もし情報お持ちの方いらっしゃればご連絡いただければと思います。
次はElite-C、BLE Micro Proがじき届くはずなのでUSB-C化と無線化やれたらやりたいなーと思います。
キット以外に追加購入したもの
- キースイッチソケット(Mill-Max 3305‑0‑15‑15‑47‑27‑10‑0)× 160
- Underglow用のLED(WS2812B)× 24
使った工具類
今回追加分
以前から使ってるもの
これらの工具をまだ持てない場合は購入をオススメします。