自作キーボードを組む時はソケット化しておこう

自作キーボードを組む時はソケット化しておこう
Photo by Hamish Kale / Unsplash

先日突然、以前作ったFortitude606, y, h, n, [の5文字が入力出来なくなってしまいました。

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それまではいくつか問題があってにせよ、文字を打てないことはなかったので原因が全く分からず、Self-Made Keyboards in Japanの皆さんに助けを求めました。

結果としてマイコンが死んでるんじゃないかという結論に至ったんですが、その過程で作る時点で色々やれることがあったと分かったので、次作るときに向けて書いておきます。また、初めて作る方も参考になると思います。

大きくは2つです。

  1. キースイッチをソケット化しておく
  2. マイコンにはコンスルーを使う

要するにメンテナンス性を高めた状態で組もうということです。

キースイッチをソケット化しておく

ソケットとは、PCBにキースイッチをはんだ付けするところを変わりにソケットを付けておくことで、キースイッチをかんたんに外せるようにするものです。

ソケット化するとキースイッチをあとから変更出来るので、あとから軸を変えられたり、PCBに何かあった時にキースイッチを取り外して検査することが出来るようになります。

これをやっておけば、作った時に発覚したトッププレートなしで組み立てた問題も解消出来たかもしれないですね。

基本的にはキットに同梱されていないので別途購入が必要です。

今まではキットに入っていないこと、後から軸を変えられるようにするためのものという認識だったので使うことはなかったんですが、メンテナンス出来るようにするためという理由を知ったので、次に作る時からは購入しようと思います。

ちなみに、ホットスワップは誤りらしい。

ホットスワップ - Self-Made Keyboards in Japan
もしかして ソケット はんだ付けなしでパーツの取り付け、取り外しができる仕組み。 自作キーボードの場合は、キースイッチ、LED、Pro Micro等の取り付け、取り外しできることを指すことが多い。 Mill-Max SocketやHoltite Socketを使ってホットスワップ化するのが一般的。 基板設計時にKailhソケットなどのホットスワップ専用のパーツに対応しているものもある。 ホットスワ

マイコンにはコンスルーを使う

前項はキースイッチについてでしたが、こちらはいわばマイコンのソケット化で、スプリングピンヘッダー(コンスルー)をマイコンに付けることであとから外せるようにするものです。

自作キーボードキットの中でProMicroを使うものについては大体コンスルーが同梱されているんじゃないかなと思いますが、Fortitude60のマイコンはProMicroじゃないからかコンスルーは同梱されてませんでした。

あまり気にすることなく通常のピンを取り付けたんですが、今回はそのせいでマイコンを外せない状態に…

めちゃくちゃ頑張れば外せるかもしれないですが、色々やったもののダメだったので諦めました

コンスルーは単体でも購入可能なので同梱していない場合は別途購入しようと思います。

まとめ

Fortitude60で3台目の自作だったんですが、まだまだ躓くこと、知らないことがありました。

次からはソケット化して組むようにしたいと思います。

ちなみにマイコン取り外し用に買った物