Rancher DesktopからDocker Desktopに戻した話
割と以前書いたDocker DesktopからRancher Desktopに移行してDockerが高速になるか試す記事を見ていただいているようなので、現状もお伝えしないといけないかなと思い、この記事を書いています。
結論はタイトルにあるようにDocker Desktopに戻しました。
これから理由を書いていこうと思うのですが、全員に当てはまるかどうかは分からないです。
もしRacher Desktopにしてパフォーマンスが上がるかもしれないと考えるのであれば、一度試してみるのが良いかなと思います。
その時は休日など時間があるときにお試しください。
また、これはRancher Desktop v1.1.0の話です。それ以降のバージョンで改善されている可能性はあります。
最大の理由
『Railsアプリケーションでのファイル変更検知が正常に機能しない』
これです。
正確にいえば、時間がかかるだけで、待っていればそのうち変更が反映されるんですが、待つのが厳しかったです。
当時Twitterにつぶやいてました。
リモートでモブプロをやっていたということもあり、変更したらすぐに反映されないと全員を待たせることになってしまい、気まずいんですよね…
最終的にはdocker-compose down
、docker-compose up
を実行して起動しなおしてました。そっちの方が早いっていう…
このエピソードでどれぐらいファイル変更検知に時間がかかっていたか想像して頂けるんじゃないかなと思います。
2つ目の理由
『みんなと環境が違う』
これも大きかった。
何か問題が起こったときに、それが自分の環境の問題(Rancher Desktopの問題)なのかどうかが分からないんですよね。
これが非常にストレスフルでした。
みんな同じように発生する問題なら良いんですが、自分の環境だけで起こる問題だと自分で解決しないといけないので、それも辛い。
せめてDocker DesktopとRancher Desktopを共存させることが出来たなら、自分で問題の切り分けが出来たんですけどね…
まとめ
ということで短めの記事ですが、Rancher DesktopからDocker Desktopに戻した話です。
冒頭にも書きましたが、時間のあるときに1度試してみるのが良いかなと思います。
私の場合、rspecの実行速度の部分だけで、実際のアプリ開発の部分まで試してませんでした。
もう少しちゃんと確認していればなと少し後悔しています。チームのみんなに迷惑をかけてしまいました。
今はDocker Desktopに戻してみんなと環境も合いました。
立ち上がりやRspecの実行速度は遅くなりましたが、安定していて今のほうが良いです。
もし、Rancher Desktopのバージョンが上がって問題が解消されたなら、その時はまたRancher Desktopを試してみたいと思います。